頭痛には脳の疾患が原因のもの、風邪やウイルスの感染によるもの、慢性的なものがあります。特に多いのが慢性頭痛で多くの人が感じています。ですが、頭痛は他の人には症状がわかりにくく、慢性頭痛と感じていてもくも膜下出血や脳出血など脳の病気が隠れている場合もあります。首に異常がある場合も頭痛が起こることがあり、専門的に診てもらえる科を受診することが大切になってきます。

慢性頭痛の場合神経内科や脳神経外科を受診しますが、頭痛外来でも診てもらうことができます。頭痛外来は頭痛の専門医がおり、慢性頭痛のどのタイプの頭痛なのか原因を探り、適切な治療を行うことができます。頭痛外来で主に診るのは片頭痛や、自律神経性頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などです。命に影響がない頭痛を中心に診ており、頭痛をコントロールするにはどのようにしたらよいか、ということに注目して診察を行っています。

予防薬の使用や生活習慣の見直し、ストレスをためない生活の仕方、ストレッチ指導などをすることが多く、漢方薬を使用したり、神経ブロック療法を取り入れたりもします。慢性頭痛に多いのは片頭痛と緊張型頭痛です。この2つは症状の出方に違いがありますが、中には似たような時間に両方起こることもあります。市販薬などで対処することもできますが、片頭痛に関しては専用の薬がありきちんと飲むことにより痛みをコントロールすることができます。

安易に市販薬に頼らないようにします。