頭痛外来で発見する重大な病気もある

よく脳神経外科を標榜する医療機関にあって、頭痛外来を設けている場合があります。このとき、問診だけではなくその他CTやMRIなどにより、病巣がないかどうかのチェックもしてもらえる場合もあります。単なる片頭痛や緊張型頭痛であれば、投薬治療や場合によっては心療内科などの受診で対応をすることもあるでしょう。ただし、その頭痛の病巣が脳にあって、重大な病気たとえば脳腫瘍等によるものであったのならば、一刻も早く処置をしなければ生命に関わります。

頭痛外来では、頭痛の原因を探してそれに伴っての対処をしてもらえるものです。特に働いている人からすれば、頭痛は煩わしく、一刻も早く解放されて仕事に専念したいともう人は少なくありません。したがって、頭痛外来による専門医の診察を受けることが望ましいというわけです。頭痛が生じて気分の落ち込みがあるという場合、精神科や心療内科を勧めるケースがよくあります。

しかしながら、頭痛が精神的なものかどうかをしっかりと判断してもらうことも重要です。脳腫瘍などがあることによって、脳神経を圧迫し頭痛を生じていることもあり得るとされています。心療内科等ではこうした精密な検査等までは、一般的には行いません。そのためにこそ、単なる頭痛で疲れなどと勝手に思い込まずに、専門医による頭痛の原因をしっかりと探さなければいけないわけです。

脳にある病気の場合は、早く処置をしなければ生命に関わりますので、こうした外来を利用することも大切なこと言えます。